お知らせ

リハビリより~好きなことから広がっていくワクワク~

昔から裁縫が好きだったNさんをご紹介します。

年齢と共に手足が動かしにくくなり、ご自宅での生活が難しくなり施設入所となりました。「施設では、少しリハビリができるだけ。」と思われていましたが、恵泉のリハビリでは今までの生活やしたいことを実現していくことがリハビリのひとつとお伝えしていました。

聴き取りのなかで、手足の運動や立位運動をしたいこと。裁縫に興味あると教えて下さりました。

昔はお子様やお孫様の手提げかばんなどをたくさん作られ、裁縫をすることが生活の一部となっておられたようです。ご自宅にはたくさんの裁縫道具や布などが保管されています。

ご家族の協力もあり、たくさんの裁縫用品を持ってきてくださり、当時と同じように新聞に製図をされます。指の痺れがあり、針を使うことが難しくなっていますが、セラピストと協力し作品を作り上げています。

 

 

入所されて1年たちますが、ベスト2着、巾着1つ、ポーチ1つ、バルーンカバー2つ、マスク1つを作成しています。

 

長い施設生活でNさんらしく生活をされていましたが、再度リハビリの聞き取り評価の際、お身体の不自由さから施設から出れない不甲斐なさがあり、できることなら気分転換に手芸店に行き買い物したい希望もお話されました。Nさんのお気持ちに寄り添い、担当チームで話をし、さらに活動の拡大を促進するために外出を計画しました。

 

  

たくさん購入されたうえ、ミスタードーナツでドーナツとブラックコーヒー、パンを召し上がれ大満足されて帰ってこられました。

今後も毎月一回のリフレッシュのための外出を希望されています。次回の外出時にしっかりと楽しめるように日々の体操や立位運動で体力を維持することはもちろん、外出した際はたくさん買って、ワクワクしながらリハビリで作業活用ができるように今後もこの活動支援を継続していきます。

アーカイブス

  1. HOME
  2. お知らせ
  3. リハビリより~好きなことから広がっていくワクワク~